「見えないルール」で悩む
私が社会人になったばかりの当時、仕事の進め方で大いに悩んだことを覚えています。先輩を見習おうとしても、どうやってもうまくできないのです。業界や職種は違っても、きっと誰もが同じような経験をお持ちではないかと思います。
未知のルールを見つける行為は、知的好奇心を強く刺激します。これ自体は価値あることで、その過程には多くの学びがあります。けれど、誰もが最初に身につけるべき「基本のルール」は、なるべく早く習得できるに越したことはありません。
本当に発揮すべき探究心は、基本の上に自分ならではの視点や方法を重ね、新しいルールを発見していくところにあります。そうしてこそ、個性や創造性が力を持ち始めます。少なくともビジネスにおいて重要なことは、基本あってこその個性ということです。
営業は再現不可能だという思い込みを疑う
営業という仕事は、どの会社にも必要で、最も普遍的な職種のひとつです。けれど、多くの人が、営業は「センス」や「才能」であり、再現は不可能だと信じています。こうした思い込みは、営業活動を個人の資質の問題にすり替え、学びや再現の機会を奪ってきました。
私は、どんなことにも構造があるはずだ、と信じています。
成果が出る人と出ない人の差があるなら、そこには必ず理由がある。曖昧に見えることにも、無意識のうちに繰り返されている型があるだろうと。それを明らかにできれば、営業は誰にとっても学びうる技術になるはずだと考えたことが、AIエージェント「Effic」を開発するきっかけになりました。
Efficが目指すもの
Efficは、営業の構造を明らかにし、誰もが誠実に成果を出せる土台をつくるプロダクトです。属人的な感覚に頼るのではなく、日々の商談記録から再現性のあるパターンを見出し、還元します。それによって営業担当者は、「考えること」や「顧客との対話」といった本質的な営みに集中できるようになります。更に営業組織で共有することで、組織全体で成長していく基盤を提供します。
AIは現代において最も影響力のある技術のひとつです。しかし、それは人の思考を代替するものではなく、支えるものだと私たちは考えています。ノイズを取り除き、タスクを肩代わりすることで、本質と向き合い、自分の頭で考え抜けるようにする。それがAIの真の価値であり、私たちが目指す未来です。